脱水機付き高級洗濯機が登場

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夏休みは、学校のプールが使えました。学年で時間割がされていて、休み前に立てた目標に到達すべく訓練したのです。「50m泳げるようになる!」とか言った感じです。で、午前も午後もあるので、両方行きました。午前に使用した水着は当然濡れています。ここで、貧富の差が少年にも現れました。私のは濡れています。ボンボン(本人ではなく、親が金持ちの子)のは湿っている程度、大ボンボンは、完全に乾いています。つまり、水着の乾燥度と裕福さが正比例してたのです。湿っている子は脱水機付き高級洗濯機がある家庭、乾いている子は複数の水着がある子でした。それほど脱水機の威力は凄いと思ったのです。商店街の電器店に陳列されている洗濯機に、「Gパンも洗える」と言うキャッチがありました。ジーンズ一本が大物洗いでした。無理に投入しても、全く洗濯物は回らなかったです。当時、超大型洗濯機として、2.8kgというのが登場しました。昔は洗濯物が少なかったのです。
そういえば、我が家のガキんちょはティッシュペーパーみたいにタオルを使っています。妻が嫌いな洗濯物疊みは、タオルと靴下のようです。タオルは多過ぎて飽きてしまい、靴下はペアが見つからない。で嫌になるそうです。確かに、靴下の抽斗には、伴侶を失った哀れな片方がたくさんあります。再婚させても、微妙にサイズが違っているんです。

 

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洗濯機の本来任務は、女性を家事から開放することでした。だから、当時の男連(おとこれん)は、洗濯機の家庭導入に抵抗を示したそうです。これと、テレビと冷蔵庫が新三種の神器と言われたもので、私の少年時代には揃っていました。
一度でも、洗濯物を手洗いすると判るのですが、これほど重労働な家事は類がありません。ジーンズなんて悪魔のパンツだったでしょうね。沖縄県在住の友人のおばあちゃんは、洗濯機のことを「ウォッシャブルマシン」と言ってます。カタカナ文字がたくさん並びますが、発音は速いです。
洗濯機を発明したのは、言うまでもなくアメリカ人です。現代ではコンピュータ制御されていますが、基本的な原理は単純ですから、ほとんど同じです。ただし、アメリカのは始めから大きかったです。アメリカにおいても、電灯線の普及は行き届いていない時代ですから、エンジンが動力だったそうです。150年前です。一番初めの動力式洗濯機はローマ帝国の時代だったそうで、動力は「奴隷」でした。アメリカは広大な土地でしたからエンジンでも構わなかったでしょうが、東京は、既に世界最高人口密度でしたので、東京芝浦電気が発売する電気洗濯機を待たねばならなかったのです。